RIZIN47で電撃発表された朝倉海選手のUFC参戦。
RIZINのベルトを返上し、世界最高峰の舞台に挑戦するということで、非常に楽しみです。
この記事では、
について書いていきたいと思います。
普段RIZINしか観ないという方も、この記事を読んでUFCに少しでも興味を持ってもらえると嬉しいです。
そもそもUFCとは?
UFCとは、簡単にいうと世界最強・最高峰の総合格闘技団体です。
基本的な情報を以下にまとめます。
- 正式名称:Ultimate Fighting Championship
- 1993年設立
- 本社の所在地はアメリカ ラスベガス
- 日本版公式サイト:https://jp.ufc.com/
- 日本語版公式Twitter:@ufc_jp
- 公式Instagram:@ufc
- 公式Youtube:@ufc
- 日本語版公式Youtube:@UFCJapan
ローカル団体で好成績を収めた有望選手が世界中から集まってくる団体で、
間違いなく全階級世界で一番レベルが高いです。
日本では「修羅の国」と比喩されることもあるほど、勝ち残り続けるのが難しいUFC。ローカル団体で全勝無敗の鳴物入りで参戦しても、デビュー戦であっさり負けてしまうこともザラ。人気選手以外は連敗すると容赦なくリリースされてしまう厳しい世界です。
しかし、強い選手たちが鎬を削り合っているだけあって、UFCは世界中からの人気・注目度も非常に高いことは間違いありません。それはYoutubeの登録者数(1820万人)やInstagramのフォロワー数(4254万人)を見ても明らかだと思います。
そんなUFCで、日本のスターである朝倉海選手がどこまで駆け上っていくのか、本当に楽しみです。
日本では、UFCはU-NEXTかUFC Fight Passで視聴することができます。
U-NEXTの登録は以下のリンクから↓
UFCの詳しい視聴方法についてはこちらから。
昨年2023年のUFCベストバウトはこちらから。
朝倉海のUFCでの階級は?
RIZINでは主にバンタム級(61.0kg以下)で戦い、ベルトも持っていた朝倉海選手ですが、
UFCでの階級はまだ発表されていません。
ただ、フライ級(56.7kg以下)かバンタム級(61.2kg以下)のどちらかであることは間違いないです。理由をそれぞれ解説します。
①フライ級(56.7kg以下)
朝倉海選手がフライ級に階級を下げる可能性がある理由は次の4つ。
- 以前、朝倉海選手自身が「UFCに行くなら多分フライ級」と発言していた
- 朝倉海選手はキャリア初期はフライ級だったため、落とせなくはない
- UFC挑戦する際は一階級下げる選手が多い
- フライ級の方がバンタム級よりレベルが低く、チャンピオンになれる可能性が高い
海選手が「UFCに行くなら多分フライ級」と語っていたのは、以下のくるみさんとの対談動画です。(10:45頃〜)
また、かなり前ですがキャリア初期はフライ級でも試合をしたことがあり、UFCに行くと1階級下げる選手が多いため、海選手自身フライ級にも落とせなくはないなと感じているのでしょう。
さらに、UFCのレベルとしてはバンタム級よりフライ級の方がはるかに低いので、チャンピオンを狙うなバンタム級よりフライ級というのは本人もおそらく理解しているはず。
以上が、海選手がフライ級でUFCに参戦する可能性がある理由です。
ただ、海選手は細身ですがそこそこフレームが大きいので、もしフライ級で参戦するとなるとコンディション面が心配です。
②バンタム級(61.2kg以下)
先ほどは朝倉海選手がフライ級に階級を下げる可能性について書きましたが、
実際はバンタム級のままUFCに挑戦する可能性が高いと思っています。
その理由は、海外の複数メディアで「バンタム級での参戦、デビュー戦でランキングTOP5と対戦予定」と報じられているからです。(※正式発表ではない)
正式発表ではないことにくれぐれも注意していただきたいですが、一応ツイートも載せておきます。
海選手曰く、UFCからは「フライ級とバンタム級どちらでもいい」と言われていたそうです。
(以下の動画13:35頃〜)
また、海選手は以前「ショーン・オマリー(現UFCバンタム級チャンピオン)と試合したい」と言っていたこともあり、バンタム級での参戦を意識していると考えられます。
いずれにせよ、近々公式発表があるとのことなので、楽しみに発表を待ちましょう!
バンタム級はUFCでも黄金の階級と言われているくらいレベルが高いですが、
その分人気や注目度もフライ級の比じゃないくらい高いです。
その中で海選手がどこまで行けるか見てみたいので、個人的にはバンタム級で参戦してほしいと思っています。
朝倉海のUFCデビュー戦の相手は?
次に、朝倉海選手のUFCデビュー戦の相手を予想したいと思います。
ここでは、バンタム級で参戦すると仮定しますが、デビュー戦の相手はズバリ
- ソン・ヤドン(バンタム級ランキング7位)
- ロブ・フォント(バンタム級ランキング9位)
のどちらかだと予想します。
理由を解説します。
理由その① 過去のRIZIN王者はUFCデビュー戦でランキングTOP10と対戦
海選手と同じくRIZIN王者からUFCに転向したイリー・プロハースカはデビュー戦でランキング7位、マネル・ケイプは、ランキング5位と対戦しています。どちらもTOP10選手とデビュー戦でいきなり対戦しており、RIZIN王者がUFCから高い評価を得ていることがわかります。
ですので、海選手もデビュー戦でランキング10位以内の選手と対戦する可能性が高いです。(実際、海外メディアで上位ランカーと対戦の噂も出ています。)
理由その② 現在のTOP10選手の状況
現在UFCバンタム級ランキング10位以内の選手は以下の画像の通り。
![](https://alphamale999.com/wp-content/uploads/2024/06/2a17b43e72f471009a1475432a424cb6-1024x687.png)
![](https://alphamale999.com/wp-content/uploads/2024/06/5647b38007c36ffbbceb245bc17d0ee6-1024x570.png)
このランキング10位の選手の現在の状況及び海選手と対戦する可能性を以下にまとめます。
- 王者 ショーン・オマリー
→デビュー戦でいきなりタイトルマッチはありえない - 1位 メラブ・ドバリシビリ
→海選手と仲が良い&次はおそらくオマリーにタイトル挑戦なのでない - 2位 コーリー・サンドヘイゲン
→8月に10位ウマルと試合が決まっているのでない - 3位 ピョートル・ヤン
→膝の怪我で年末復帰予定なのでおそらくない - 4位 マルロン・ヴェラ
→8月に6位フィゲイレードとの試合が決まっているのでない - 5位 ヘンリー・セフード
→今年2月のメラブ戦前に怪我をしていたらしく、おそらくまだ回復していないためない - 6位 デイブソン・フィゲイレード
→8月に4位ヴェラとの試合が決まっているのでない - 7位 ソン・ヤドン
→まだ試合が決まっておらず、怪我の情報もないため可能性あり - 8位 ジョゼ・アルド
→今年5月に引退からの復帰戦をしたばかりなのでおそらくない - 9位 ロブ・フォント
→まだ試合が決まっておらず、怪我の情報もないため可能性あり - 10位 ウマル・ヌルマゴメドフ
→8月に2位サンドヘイゲンとの試合が決まっているのでない
いかがでしょうか。
このように、ランキング10位以内かつ現在試合が決まっておらず、怪我もしていない選手で考えると、
デビュー戦の相手はソン・ヤドンかロブ・フォントに絞られます。
ソン・ヤドンは中国人で、同じアジア人のストライカー対決ということで決まったら非常に盛り上がりそうですね。
ロブ・フォントは個人的にかなり絶妙な相手ですね。まさにUFCバンタム級の中堅どころという感じで、この選手相手にどんな試合をするかで、海選手のUFCでの立ち位置が分かりそうです。フォントも打撃が得意なので、決まったら面白い試合になりそうです。
この二人以外だと、現在ランキング13位のドミニク・クルーズもありえそうです。
ドミニク・クルーズは元チャンピオンで、昔は強かったですが現在39歳ということもあり、最近はパフォーマンスが落ちてきています。ただ、人気や知名度はあるので、もし決まれば美味しい相手と言えます。
(6月12日追記)
海選手のデビュー戦の相手はランキング5位のヘンリー・セフードかもしれないという情報が入ってきました。ソースは以下のツイート。
「4位のヴェラは、最初セフードとの試合のオファーをされ承諾したが、UFC側にセフードには別のプランを用意していると言われた」とあります。
その後セフードはまだ試合が発表されていないので、セフードの別のプランというのが、もしかしたら海選手とのデビュー戦なのかもしれません…。(セフードは怪我しているという情報もあったのですが、このツイートを見る限り治ったのでしょうか)
セフードはレスリングの北京オリンピック金メダリストかつ元フライ級・バンタム級の2階級制覇チャンピオンのレジェンドです。相性は悪そうですが、ネームバリューがあるので決まったらめちゃくちゃ盛り上がりますね。
朝倉海はUFCで通用するのか?
さて、次に朝倉海選手がUFCで通用するのか?についてですが、
個人的には「かなり厳しい戦いを強いられると思うが通用はする」と思います。
通用すると思う点と、不安要素をそれぞれ解説します。
通用すると思う点
通用すると思う点は、海選手最大の魅力でもある一発のパンチ力です。
ボクシング技術が高く、当たれば誰でも倒れるパンチを持っているので、UFCで誰と対戦しても勝てる可能性はあると思います。まさにロマンの塊。
また、テイクダウンディフェンスも相当強く、タックルを切って打撃の展開に戻すことに長けている海選手が、UFCのエリートレスラー相手にも同じことをできるのかに注目したいです。
不安要素
個人的に最大の不安要素はフィジカル差です。
UFCバンタム級の選手はみんな通常体重がかなり重く、大抵の選手は少なくとも通常70kg以上、重い選手だと80kg近くあることも珍しくありません。
対する海選手は、以前自身のYoutubeで通常体重は67~68kgくらいと語っていたので、通常体重を増やさないでUFCバンタム級に参戦するとなると、試合当日はかなり体重差が出そうです。
ただでさえ外国人選手はフィジカルが強い上に、試合当日の体重も向こうの方が重いとなると、かなり苦しい戦いを強いられることになりそうですが、そこに海選手がどう立ち向かっていくのか、要注目です。
その他の日本人UFCファイター
現在、UFCには海選手を除いて、日本人ファイターが6人在籍しています。
その中でも、特に注目の3選手を簡単に紹介します。
①平良達郎
平良選手は修斗のチャンピオンを経てUFCと契約。現在UFC5戦全勝、フライ級で活躍している無敗のプロスペクト選手です。次戦はランキング5位のアレックス・ペレスと対戦予定です。
現時点で、最もUFCのタイトルに近い日本人と言っていいでしょう。
平良選手については、こちらの記事で詳しく取り上げています。ぜひ読んでみてください。
②鶴屋怜
鶴屋選手も平良選手と同じく無敗のフライ級ファイター。フライ級離れしたフィジカルとレスリング力が武器の選手です。
鶴屋選手は、Road to UFCというUFC契約をかけたトーナメントで見事優勝し、今年UFCとの契約を勝ち取りました。
6月29日に、平良選手とも対戦経験のあるカルロス・ヘルナンデスとのUFCデビュー戦が決まっています。試合についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
③中村倫也
中村選手も現在無敗。UFC2戦2勝。バンタム級で参戦している選手です。東京オリンピックを目指していたほどのレスリングエリートで、持ち前の高いレスリング力とファイトIQが強み。
中村選手も鶴屋選手同様、Road to UFCで優勝し、プロMMA歴わずか7戦でUFCと契約しました。
直近の試合で拳の怪我を負ってしまい、まだ今のところ試合は決まっていませんが、2024年内には復帰予定とのことなので、次戦が非常に楽しみです。
海選手がバンタムでUFCに参戦したら、将来的に対戦することもあるかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事を読んで、UFCに興味を持ち、海選手の挑戦を応援する人が一人でも増えたら嬉しいです。
みんなで格闘技観戦を楽しみましょう!
※本ページの情報は2024年6月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
ご確認ください。
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